僕は何度でも、君にはじめての恋をする。
友達から借りて、友達より先に私が読み終わってしまった。
本を読むことは普通に好きだが、大好きと言えるレベルではない。
逆に颯くんが読んでいると言っていた、「今日僕は、昨日の君とデートする」には申し訳ないですが感動しなかった私。
今日が、え?明日で?昨日が?え?頭の中パニック。感動してる暇がなかった。
それに対して今回の本は基がケータイ小説らしい。
なので私にも読みやすかったのだろう。
表紙を見たときは今日僕は、の方と同じ感じなのかなと思った。
サラストの前髪長めの青年がカメラを持っている。
しかし私の中でこれは伊野尾慧なんじゃないかと勝手に妄想し始めた。
こてんと首をかしげる動作で、ふわりと茶色い髪が揺れた。子犬みたいな、柔らかな表情の人だった。
これが目に入ってきた瞬間。
伊野尾慧が目に浮かんだ。
こういうことか…?と。笑
首をこてんとして子犬みたいな目をして微笑む彼が。
この話の主人公ハルを伊野尾慧に置き換えて読んでみた。
とても面白かったし、実写化するなら伊野尾くんだなと強く思った。
できれば映画で。
この本は1日で記憶がなくなってしまうという掟上今日子の備忘録的な要素があるが、まぁそこは置いておいて…
ハルは「可愛いね」とか「ずっと君のこと考えてたんだ」とか結構軽いことを言います。こういうセリフも伊野尾くんはナチュラルに言えそうだなって。
というかナチュラルに言って欲しいというか。笑
でもこの軽いと思ってた言葉には後々凄く感動しました。
そういうことか、と。
久しぶりにお気に入りの一冊を見つけました。
阪急電車ぶりです。笑
泣けるお話です。
どこまでがネタバレになるかわからないですが…読み終わったあとには当たり前の日々が素敵だなって思います。
作者の沖田円さんはこの本が10年後も読んでもらえるものであれば嬉しい。と、あとがきで残しています。
私が阪急電車をずっとずっと大切にしてきたように、この本も大切なものになっていけたらと思います。
その為には購入しないとな…!
少しでも興味を持っていただけた方はぜひ読んでみてください。
そして最後に、これは私が勝手に伊野尾くんを思い浮かべただけであり、作者さんが描いているものは違うかもしれないということをご了承下さい。
僕は何度でも、きみに初めての恋をする。 (スターツ出版文庫)
- 作者: 沖田円
- 出版社/メーカー: スターツ出版
- 発売日: 2015/12/28
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